人気ブログランキング |

2012年 10月 01日 ( 1 )

幽郷の雅

<10月1日のお弁当>
厚揚げの肉巻き・かぼちゃとレーズンのサラダ・色々野菜のピクルス
プチトマト・おにぎり3個(昆布・カリカリ梅)
d0098619_17291213.jpg



この週末は、利賀芸術公園で行われた、「とやま舞台芸術祭2012」の
公演を観に行ってきました。
d0098619_17294249.jpg

合掌造りの建物、こちらが会場です。
d0098619_17295598.jpg

5年前も、筝奏者の黒川真理さんの演奏会にゲスト出演された道山さんを観に
ここに来た事がありました。
d0098619_1730762.jpg

今回も、黒川さんの演奏会にゲスト出演されてます。
d0098619_17302131.jpg


実は今回、直前まで行こうかどうしようか、悩んでいたのでした。
最大のネックは場所。行かれた方はご存知と思いますが、山奥の秘境
でして、我が家から1時間半以上掛かりますし、うねうね細い山道
運転して行くの、かなりハードル高くてね。

ところが、先週の古武道東京公演があまりに素晴らしく、握手会で
道山さんにお会いして舞い上がったワタクシ、思わず
「今週末、富山にいらっしゃるんですよね!お待ちしてます!!」
などと口走ってしまったのでした。

「旦那に運転お願いしよう」と思ったのですが、まさかの土日不在゚(゚´Д`゚)゚
自分ひとりで運転・・・・どうしよう。
庄川ルートと八尾ルート、どっちが運転しやすい?などと地図を眺めたり。
どう考えても、不可能・・・・
でも、道山さんに対して自分が嘘をついた、という事実は作りたくない!!!

そこで友人からの嬉しすぎる提案が。
舞台芸術祭に関わってる団体に所属してる友人が、「駅から会場までの
バス送迎&チケットついたプランがあるのよ、まだ大丈夫じゃない??」
と、公演3日前にバスのチケット入手してくれたのでした。

帰りは台風の影響で、物凄い雨と濃霧で、前が全く見えない状態だったので
自分で運転していかなくて、本当に良かった~。
谷底に転落・・・とか、本当にありそうですもん。私の運転じゃ。


さて、本題に。

☆万葉絵巻~月によせて~

語りの方が万葉集の歌を詠み、その歌の世界を筝とお囃子、可西舞踊研究所
の洋舞で幻想的に。
お囃子は、黒川さんの演奏会に毎回いらっしゃる、藤舎呂凰氏、福原鶴之助氏
藤舎推峰氏の3名。
ステージが横にかなり長くて、私の席からは3人の姿は見えず。
友人に「この方たちもイケメンなのよ~」と言ってたので、彼女、かなり残念そう
でした(笑)

会場、真っ暗で、天井部分が格子状になっており、そこからほのかな青い光が
まるで月明かりのよう。
天女のような衣装のダンサーさん達が、その世界観に華を添えてました。


☆合奏曲 千鳥

生田流宮城社富山地区の方々による演奏。


☆五節の舞

筝に黒川真理さん、第一十七弦にゲストの大谷祥子さん、第二十七弦に
ゲストの遠藤千晶さん。
遠藤さんは道山さんの大学時代の同級生、じゃなかったかな??

流れるようなエネルギッシュな演奏、迫力ありました。


☆さらし幻想曲

筝、黒川真理さん、三絃、深海さとみさん、尺八、藤原道山氏。

こちらは昭和18年中能島欣一作の、フルート・筝・三絃の為の三重奏曲で
道山さんはフルートパートを。納得です。
演奏が終わった後、友人の「尺八の概念を覆された~」の言葉、嬉しい。

私は、普段のコラボと邦楽では、音の出し方を少し変えていらっしゃるのかな?
という素人の素朴な疑問。
邦楽を演奏される時の方が、ビブラートというのかな?渋みというか、そういうのが
利いてる気がします。


☆茉莉花

遠藤、大谷、黒川、藤原の演奏。

ここで、舞台の奥に筝、手前で結構客席ギリギリの所に椅子が置かれたので
「語りの人の席?」と思っていたら、なんと道山さん。
ワタクシ、本当に目の前に座っていたので、きゃー(≧∇≦)でした。
ここまで来た甲斐があったわ~というもの。
やっぱりご縁があるのね~(笑)
2m弱位の至近距離、マイクを通さない生音、本当に贅沢でした。
d0098619_17303564.jpg

この後、楽器の準備の間、司会の方とゲストの3名によるトークタイム。
東北大震災の3日後に、富山で黒川さんの演奏会があり、私も行きましたが
道山さん、大谷さん、遠藤さん、お囃子の3名も富山にいらっしゃいました。
東京の方、交通マヒなど混乱が続く中、富山に来てくださった事、その時の
ロビーでの募金と道山さん達の出演料が、義援金富山県第一号だったそうで、
そんなお話も。

今後の活動については?と聞かれ、古武道の話とかされるのかな~と思って
ましたが、謙虚な道山さん、「日本の古くからの楽器なのに尺八というのは現代の
人に馴染みがないものになってしまってるので、色んなジャンルの人とコラボして
幅広く皆さんに聞いていただけるように活動しています」とだけ。


☆絲神楽

深海さんと黒川邦楽院の生徒さん達、黒川さん、お囃子の面々での華やかな
演奏で幕を閉じました。


お昼を食べた後は、別会場で行われた音楽朗読劇「モリー先生との火曜日」
d0098619_17304882.jpg

ノンフィクション小説の舞台で、日々の仕事に忙殺されてるスポーツライターの
ミッチが、たまたま恩師が出演したテレビを見て、再会を決意する。
恩師は、ALS(筋萎縮性側索硬化症)という難病に冒され、余命いくばくも
ない状態だった。
毎週恩師のもとに通うミッチは、心を揺さぶる最後の授業を受けるようになる。
愛、家族、仕事、そして人生の意味について・・・・・・

というお話。

ピアニストの小原孝さんとバイオリニストの真鍋裕さんが生演奏で舞台に華を
添えてました。
役者さんも元劇団四季、というだけあり、声がとても良くて。
舞台俳優さんてオーラが凄いんですね。
舞台上で会場全体に見せる演技をされつつ、細部にまでこだわっておられ、またそれを
至近距離で見られる贅沢さ。
今回マイクは一切使わない生音ですから、私も自然とミッチに同化、モリー先生の
言葉1つ1つを噛み締めながら、こちらも舞台中央のかぶりつきで拝見。
やたらと役者さんや小原さんと目が合うし。
こじんまりしたホールで贅沢なひとときでした。


芸術の秋を堪能、刺激を受けて帰りました。
本当に素敵な一日で、あっという間に過ぎました。
by mino_1968 | 2012-10-01 18:23 | 古武道 | Comments(0)