人気ブログランキング |

d0098619_1181045.jpg

藤原道山さんが、富田勲さんとコラボしたアルバム、「響 Kyo
最近では古武道での活動も盛んな道山さん、久々のソロアルバムです。

このアルバムを手にする前、私は一抹の不安を抱えていたのです、自分の中で。
古武道での贅沢な音空間に慣れてしまった自分にとって、このアルバムは
どのように聞こえるのだろうか・・

妹尾さんのピアノ、古川さんのチェロの不在。
あの三人にしか作り出せない空間とは違うものに、ぽっかり穴が空いた様な
気持ちになってしまうのでは・・・・と。

ところがそんな不安は、最初の音を聞いた時点で吹っ飛びました。
あでやかな箏の音色と、軽やかで自由に空をはばたく鳥のような
尺八の音で始まる「藤壺・管弦の宴」。
豪華絢爛な源氏絵巻が目に浮かぶような世界。

悠久な大地をイメージさせる、壮大なスケールの曲。
神聖で、厳粛な気持ちにさせられる曲。
自然やそこで暮らす鳥などの動物まで表現している音色。
日本のみならず、アジアの国々を旅しているかのような世界が広がっていました。

最初にアルバムを聴き終わって、狭い世界にいる自分の目の前の扉が開いた・・・
ような、そういう感覚にさせられました。
新しい世界・未来がばーっと一瞬で広がるような。

「武士の一分」のテーマ曲や、富田勲さんが今まで書いてきたNHKの様々な
番組のテーマ曲(街道を行く・・等)も入ってます。

立体音響のスペシャリストでもある富田さんの音。
うちのコンポなんかじゃなく、きちんとしたオーディオで聴きたいわ~。
今からクリスマスイブのコンサートが待ち遠しいです。
こじんまりとしたホールだそうなので、音の響きにも注目していきたいな、と。

様々な出会いによって、次々に新たな世界を作り上げる道山さんの音。
コンサートに足を運び「今日が今までで一番だったわ」と毎回思うのに
それを軽々と打ち崩し、更に上へと登り続ける道山さん。
尺八って奥深い楽器だなぁ~と思うと同時に、「これからもついて行きます!!」と
誓いも新たに(笑)

最後の唄は道山さんの娘さんも参加だそうで・・・
小学1年のパパなんだぁ・・・くすん。
生活感が全くないお方なので、ちょっとビックリ。
by mino_1968 | 2008-11-20 11:54 | 古武道 | Comments(0)