人気ブログランキング | 話題のタグを見る

おくりびと

今日は映画「おくりびと」を観てきました。
モントリオール国際映画祭でグランプリ受賞した作品という事で
話題となっていますが、監督さんが富山出身という事で、県内でも
特に注目されている作品です。
そしてワタクシ的には、古武道の古こと、古川展生さんが劇中のチェロの曲を
演奏されているという事で、「これは是非観に行かねば~」
と楽しみにしてました。
(道山さんが劇中の尺八を担当していた、武士の一分は観に行かなかった
んですけどね・・・キムタクに興味がなくて・・・ホホホ)

本木雅弘さん演ずるプロのチェロ奏者が、楽団の解散で失業してしまい
故郷の山形に帰って、ひょんな事から「納棺師」として仕事を始める・・という
お話。
お話の内容的に、観客は高齢の方が多く、平日なのに結構席が埋まっていて
ビックリ。(平日は結構ガラーンって感じなのでね)

人の死に立ち会う・・という職業なのですが、全体的に笑いのエッセンスが
散りばめられていて、もっくんのシリアスな表情とコミカルな演技のバランス
が絶妙。
そして、客層が高めな分、とても素直な反応で、ちょっとした場面ですぐ笑い声が
おこったり、感動の場面では啜り泣きが聞こえたり、臨場感あふれる会場で
皆が一体となって映画を楽しんでる感が伝わってきました。

号泣ポイントが私の中では2ヶ所ほどあって、笑って泣けて考えさせられて・・と
映画が終わった後はすっきりとした爽快感。
唯一残念だったのが、主人公の妻かな。若すぎ。恋人ならあれでいいんだけど
妻にしては、舌足らずな甘えた口調が癇に障って・・・ダメでした。
男の人はいくつになっても、ああいうのがいいんでしょうかね~・・・・と
もっくんと同じ年の旦那を持つ私のささやかな疑問。

映画を盛り上げる音楽。
ここぞ!という場面でグワ~っとうねるチェロの音色が素敵でした♪

そして古武道つながりで、日曜日はNHKの「課外授業 ようこそ先輩」に
藤原道山さんが講師として出演されてました。
勿論楽しみにしてて、リアルタイムに見ておりましたが、番組が始まってすぐに
友人から「今、道山さんNHKに出てるよ、見てる?」なーんてメールがあり、
嬉しかったな。

尺八って、音を出すのでさえ難しい楽器なのに、課題曲として「かごめかごめ」を
演奏することに。
また、尺八を使って色んな効果音(自分の音)を作り、曲から連想するイメージに
その音を絡ませていく・・・という作業。
グループで曲のイメージを絵にして、波の音や汽笛、おばけの笑い声等を
織り交ぜながら発表していました。
音を作ること=表現すること、思いを伝えること、の大切さ。などを再認識。

私以上に、横にいた次女が真剣な顔して番組を観てました。
5月の松本の時に「道山さん、すごく優しかった~」と感激してた次女。
番組でも、一人ひとりに暖かいまなざしで丁寧に、根気よく教えていらした姿が
素敵。
「恥ずかしがらないで。これが自分の音だと自信を持って!」とか「出来ないと思うと
絶対に音が出ないから。自分は出来る!と思ってやってみて」などのアドバイス。
グループがうまくまとまらない子供達には、話し合って協力することの大切さを
諭すように話しておられました。

「壁を乗り越えることの大切さ」がテーマの授業。
30分に収まりきらない、子供達の頑張る姿と道山さんの思いが、こちらにも
ヒシヒシと伝わってきました。

30分ホントにあっという間。
いいなぁ、私も習いたい・・・笑

そして日曜日の夜、テレビ東京の「みゅーじん」では古川展生さんの密着取材。
テレ東は富山では見られないので、実家の母に録画をお願いし、DVD送って
もらう事に。楽しみだ~♪♪

<今日の夕食>
ロールキャベツ、かぼちゃのサラダ、白パン、ワイン、梨
おくりびと_d0098619_2053941.jpg

by mino_1968 | 2008-09-22 21:05 | 古武道 | Comments(0)