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読書

最近毎日があっという間。
新聞すら読む暇なく、子供達が寝た後やっと前日の新聞読んだり
自分の事してて、どうしても夜更かししてしまう。

そして今日からラジオ体操!
6時に起こして準備させて、送り出しました。
私、自分が子供の頃でさえ、ラジオ体操に行った記憶がないのですが
ここはみんなとっても真面目。
地域の児童クラブ主催で、毎日みーんな参加してます。えらい!
帰ってきてからもテンション高い子供達に付き合う親はつらいが・・・

そんな毎日で、最近やっと読み終わった本。

江国香織「がらくた」

江国さんの本は彼女の綺麗な文章が紡ぎだす独特の空気が好きなの
ですが、今回は残念ながら、全然共感できなかった。
登場人物に感情移入できないと、面白くないのだなぁ。


角田光代「八月の蝉」

久々に読後「面白かったー」と思いました。
不倫相手の赤ちゃんを誘拐し、逃亡を続けた女と、誘拐された女の子の
その後、両方が描かれてます。
私は母親なので、逃亡を続けた女が実の子供ではないけれど、二人だけで
生きていこうと、強く必死に、そして一日一日その日暮らしのようなスリリングな
逃亡生活に、彼女と同じような感情を共有してしまった。
結局見つかってしまい、生みの親に戻された少女も、運命とはいえ、屈折した
生活が待っており・・・・でも彼女は前を向いて歩いていこうと決意した所が
清清しく、やはり親のような気持ちで彼女の将来を案じてしまった。

重松清「小さき者へ」

これは文庫本を購入したので、一人で出掛けた時のランチや、子供の習い事
送り迎えの待ち時間など、いつもバッグに入れて時間が出来たら読む、って
感じにしてたので、購入してから、だいぶたってしまったが・・・

この人の本は本当に好きなので、今回も期待を裏切らないものでした。
この人も、思春期のもがき苦しむ子供を持つ親のどまどいや悩みみたいな
ものが、リアルに伝わってきて、痛いくらい共感できるので、つい手にとって
しまう。そして、自分の立ち位置で悩んで立ち止まっても、休んでも、そこから
一歩踏み出す勇気、を描いてる作品が多くて励まされます。

最新作「カシオペアの丘で」も購入済みだが、まだ読んでないので、なんとか
時間を作らねば・・・

それにしても、この作家との出会いはなんだか運命的。
実家の父を亡くしたちょっと後に、偶然本屋で目に付き手に取った「流星ワゴン」
お葬式でも泣けなかったのだが、この本を読んで、今までの思いなどが
堰を切ったようにあふれ出して、もう号泣ですよ。
また、去年、子供達の「いじめ自殺」が問題になってた時に、やはりたまたま
手に取った「かかしの夏休み」

お勧めです。

<今日の夕食>
ハンバーグのピザ風、豚バラとなすの煮物、サラダ、ご飯、黒糖梅酒
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ハンバーグのピザ風は、ハンバーグのたねを薄くひいて200度のオーブンで
10分焼き、その上にバジルソース、トマト、チーズを乗せて、再度オーブンへ。
フライパンで焼くよりラクチン。
by mino_1968 | 2007-07-23 19:25 | 雑感 | Comments(0)