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古武道@原宿クエストホール

6月30日に原宿クエストホールで行われた、
「古武道 KOBUDO 尺八・チェロ・ピアノ ロマンティックコンサート」
に行ってきました。
当日、夫と子供達に空港まで送ってもらって、一人旅。
原宿で実家の母と合流、子供服などをちょろっと見つつ・・・

席が前から数列目の真ん中だった為、舞台からものすごい近い。
スーツ姿でびしっと決めた三人が登場して、最初にアルバムの1曲目
千住明さん作曲の「WATER ISLAND」
道山さんは目の前、妹尾さんもよく見えました。
自分のパートではない時に尺八を耳にあて、何かを確認する道山さん。

そして、三人のテーマ曲である「SASUKE」
その後、トーク。
最初は少々緊張気味だった三人ですが、最初から古川さんが饒舌。
あまりの弾丸トークに、ダンディなイメージが・・・ガラガラガラ・・・・
あっという間にSOLD OUTしたチケットですが「最初からサントリー
ホールでやればよかったよな」なーんて、さすがクラシック畑の方ね。
でも、古川さんのトークでラクになったのか、道山さんは普段の
コンサートの時のようなカチカチな感じが消え、ものすごく三人が
リラックスした状態になってて、ものすごい楽しんでるオーラが会場を
包んでました。

その後は三人がそれぞれ作った曲と「TONIGHT」
そこでハプニングは起こる・・・
私は前の席の人の頭で、ちょうど古川さんは見えなくて。
この曲、CDで聴いてた時は私の中では印象の薄い曲だった
のだけど、今日はしみじみ「いい曲だなぁ・・」って曲の
世界を堪能しつつ、道山さんの指使いなどに目を奪われて
いたのだけど。
たまに尺八の先を太ももにつけて押さえるようにしてるのは、
何なんだろう?握手の時に聞いてみようかしら?なーんて
思いながら。

ここで第一部が終了。休憩を挟んで二部へ。
衣装チェンジしてジーンズ姿の・・・・お二人?
道山さんと妹尾さん。
「ソロコーナーなのかしら?」なんて一瞬思ったらなんと!
一部最後の曲で、古川さんのチェロの弦が切れちゃったとのこと。
しかも、その弦だけが、たまたま予備を持ってなくて今買いに走って
るんだそうで。
「お客さんを待たせたらいけないので、とりあえず僕らでつないで
おこうかという事になりまして」って。
いやー、驚いたけれど貴重な経験。
「じゃあ、妹尾さんの蒼茫をやろうか」と道山さん。
ワタクシも大好きで、普段は古川さんのチェロと妹尾さんのピアノで
奏でる蒼茫、今回は尺八とピアノで。
ゆったりとして包まれるような、素敵な曲です。
こんなハプニングなら大歓迎!

そしたら準備OKだそうで「ではこれは休憩中の音楽をお楽しみ頂いた
という事で」とお二人退散。
照明も一度落とされ、ちょっとしてから三人が何事もなかったかの
ように登場。

「鳥の歌」
ラフマニノフ「Adagio Sostenuto」ピアノ協奏曲第二番第二楽章

妹尾さんの大好きなラフマニノフ。
丁寧に慈しむように演奏される姿と、それに寄り添うような尺八とチェロが秀逸。
じわーっとこみ上げてくるものがありました。
本当に素晴らしかった。
演奏後の妹尾さん「大事な人に恋文をしたためるような気持ちで」
演奏されたとの事で、なんともいえない切ない?ちがうな、満ち
足りたような?慈愛に満ちた表情をされてたのが印象的でした。
本当にその気持ち、しっかり受け止めさせていただきました。
ありがとう。素敵でした。

それから、古川さんの弁明。
本番中に弦が切れたのは3回しかなく、しかも最近も切れて変えた
ばっかりでたまたま持ち合わせがなかった、チェリストとして
あってはならないのにーみたいなお話で爆笑。
でも、それだけ熱い演奏だったって事ですものね。

それから三人のソロコーナーに。
毎回順番はじゃんけんで決めてるって事で。
妹尾さん、道山さん、古川さんの順。
私、古川さんの演奏は、去年の妹尾さんの「東京クリスマス」以来
なのですが、そこでも演奏された「ジュリーオー」
指で弦を弾いたりギターの如くかき鳴らしたり、バンバン楽器を
叩いてリズムを打ったり、「これがチェロの演奏なの??」って
思うような奏法で、スペインっぽい曲。
でも今回古川さん、熱くてノリノリ。いい意味で「突き抜けて」
いる感じ。エキサイティングでしたよ~。
クリスマスの時はもっとスマートな感じの演奏で、全く違いました。
前回はゲストだったから遠慮がちだったの??
それとも寒かったから??って思うほど(笑)

それからリクエストコーナー。
今回、古武道で演奏して欲しい曲をネットで募集してて。
私も当然応募したのですが、残念ながらはずれ。
三人がそれぞれ一人づつ、リクエストのメールを読んで、そこに
書かれてる質問などに答えてくれました。

曲は・・・ピアソラの「リベルタンゴ」
妹尾さんは初リベルタンゴだそうで、普段の繊細でリリカルな
メロディーとは違った、とても情熱的なタッチのピアノ。
こんな妹尾さんは初めて(私が聴くのは)
それに呼応するようなチェロ、そして尺八。こちらも鳥肌ものでした。

本当に、このまま時が止まってしまえばいいのに・・・・
こんな豪華な音にずっと包まれていたい・・と切望してしまいました。

が、終わりは必ず来るもので。
最後「My Favorite Things」「Dagula」

アンコール。
今度、クラシエ(旧カネボウ)のいち髪のCMソングを古武道で
演奏しているそうで、その曲を30秒バージョンで。
とっても和風な、でもそんなに短くても奥行きがある、贅沢な曲でした。
ちゃんと曲名(風の都)までついてましたよ。

最後はしっとりと「朧月夜」

あぁ、終わってしまった。
私の身体も心も、素敵な音で満たされて、なんだか現実にはすぐ
戻れずボーっとしてしまいました。
本当に、このユニットとの出会いに感謝。
こんな稚拙な言葉では言い表せないほどの幸せ。

最後にサインを頂き、握手会。
古川さんには「あまりにトークが面白くて、私の中のイメージが
崩れちゃいました」
と、しっかりお伝えしておきました。
色紙も「押忍!」と書かれた、当たりのものらしく(笑)
でもすごい流れ作業で握手が進んでいくので、普段のサイン会の
ときのように声を掛ける時間もなく、妹尾さんと道山さんには
「素敵でした」としか言えなかったのが、非常に心残り。
自分の言葉で、しっかりと思いを伝えたかったです。

今回、コンサートの為だけに上京って、まるでミーハーな追っかけ
ではないか?と自分でも思ったのだが、こんな贅沢な夜は今日限りの
一期一会なわけで。
やはり無理して出掛けてよかったと思える、素敵な素敵なコンサートでした。
今度はいつ、古武道の演奏を聴けるんだろう・・・・
今回のツアーだけでなく、ずっと続けて欲しいと熱望してます。
でも中々、北陸に住んでると、こちらに来てはいただけないので・・・
これからも、ちょくちょく足を運びたいと思いました。

娘に「お留守番、ちゃんとできてえらかったね。大人になったね。
これからもママ、たまに東京行ってもいい??」って聞いてみたら、
真顔で「さびしいからダメ!」と言われてしまいました。
そんな嬉しい事を言ってくれるうちが、花ですね。あっという間に子供も
大きくなっちゃうし。
Commented at 2007-07-09 16:07 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by mino_1968 at 2007-07-10 11:03
miwaさん、コメントありがとう。
なんだか本当に贅沢な空間でしたよね。
私も「この席にいるから声かけてね~」ってお伝えしよう
かと思いつつ、突然失礼かしら?とも思い、遠慮しました。
次回は是非!

尺八の解説も、目からうろこ。そうなのかー。道山さんの
コンサート、いつか古典や尺八解説の公演も聴いてみたい
と思いつつ、中々スケジュールがあわないのが悲しいわ。

miwaさん、錦繍は観にいかれますか?
Commented by miwa at 2007-07-15 21:29 x
こんばんは~。
そうですね、お会い出来る機会があれば嬉しいです☆

尺八の解説(というほどではないですが^^)はお役に立てました
か?
私も、時々朝日カルチャーで行われてる道山さんの講座は一度
聞きに行ってみたいのですが、いつも日程が合わずまだ行けて
ません(泣)
錦繍も時間をつくって、是非とも観に行きたいです!
by mino_1968 | 2007-07-02 12:17 | 古武道 | Comments(3)