2011年 07月 03日
爽やかな風を感じて
書くの、1時間も掛かったのに・・・・ショック。
さて、気を取り直して。
「今頃minoさん、バーゲン花盛りな東京で弾けちゃってるんじゃ?」と思った
そこのあなた、ワタクシとっくに富山に戻っております。
今日は娘の学校行事があったので、朝9時の飛行機に乗り、そのまま学校へ
直行、11時前には教室にいました。
この土日、本当にハードスケジュールでした。
土曜日は長女の部活試合で、自宅から1時間弱の所に朝7時集合。
当然お弁当持ちなんで、4時起きでした。
おかげで、朝7時40分の飛行機に乗れちゃったわ。
9時過ぎに東京着いても、デパートもお店も開いてないんで、実家にケーキも
買えず手ぶらで向かい、午前中はのんびり。
お昼は美味しいものが食べたい!って事で青山へ。
その記事はまた後日。
ゆっくりお昼を堪能した後は、渋谷でバーゲン♪と思ってたのですが、暑いし
人が多くてグッタリ。
4月に足を骨折した、病み上がりの母も一緒だったので、買い物する気分では
なく、そのまま品川のグローリアチャペルに向かいました。
藤原道山コンサート2011「竹林招風」
<セットリスト>
1、 尺八独奏曲 竹の四季より「夏」
2、 尺八二重奏曲第3番「対動」
3、 尺八三重奏「青風」
4、 失われた「時」 第一章「Prologue」第二章「子守唄」第三章「宴」
____休憩_____
5、 吹き合わせ「鶴の巣籠」「鹿の遠音」
6、 道
7、 I am here
8、 Earthrise 2064
9、 琥珀の道
10、 After 10 Years
_____ アンコール Amazing Grace_____
袴姿の道山さんご登場。
今回、ものすごく良い席!だったので、道山さんが目の前です。
とても変化に富んだ難しい曲を、テクニックを駆使し、さらりと自分の世界を作り上げ
られてて、圧倒されました。
私、道山さんの高音の伸びのある音が大好き。
まっすぐで清らかで高貴な音。
今回も堪能させていただきました。
ここでご挨拶。
「猛暑のひと時、竹の音の林から涼しい風が吹くようなコンサートにしたいと思って
竹林招風 という題名をつけました」といったお話など。
さて、最初のゲストご登場。二代 石垣征山さんです。
どこかで見た事のある方だわ、と思ってたら、題名のない音楽会に道山さんが
ご出演の際、尺八と三味線の男性ユニット「秀秀HIDE-HIDE」もゲストで出てて、
その尺八の人でした。
とても華のあるイケメン君です。
道山さん「この後も、どんどんイケメンが出てきますのでお楽しみに」なんて冗談も。
演奏した曲は、NHKのBSプレミアムで道山さん特集があった時の、師匠でもあり
人間国宝でもあられる、山本邦山さんと一緒にレコーディングした、その曲です。
次に三重奏って事で、若い男性二人が登場。
あまりの若さに会場から「可愛い~」と、声が漏れる位の。
中村仁樹さんと、松村湧太さん。
松村さんなんて、現役の大学3年生。
中村さんも同じ位に見えましたが、20代後半だそうで。
もうね、まるで「息子を応援する母の気分」ですよ、自分でもビックリ。
道山さんも「自分が大学生の頃って、こんなだったかなぁ?」なんておっしゃる
位、若さと幼さが混在してる感じ。
でも、高校までピアノ専攻、大学では尺八、そしてテノール歌手としても活動
されてるんですって、マルチな才能なんですね。
「青風」は、アメリカ人の尺八奏者が作曲されたそうで、邦楽と言うよりは
フュージョンっていう感じ?
そこに、若々しい竹の音が、交わり、重なり、そのバランスが心地良い。
最後に先程の石垣さんも交えて、三宅一得さんの 失われた「時」
この曲は芸大演奏家達で作った「竹の会」第一回目に演奏されたそうで
道山さんが中学生の時聴いて、すごく思い出に残っているんだそう。
若い演奏家達が、身体を揺らし、それぞれ個性溢れる演奏を繰り広げる中
道山さんは鷹揚に構えていらして、演奏を心の底から楽しんでいらっしゃるのが
伝わり、本当に聴いてて素晴らしかったです。感動。
尺八アンサンブルって、こんなに耳に心地良いものだったなんて、初めて知りました。
ベテランと若手、と言うより、道山さん、若い演奏家達に目を配りつつ見守る
「お父さん」みたい。でしたよー。
休憩を挟んで、「鶴の巣籠り」
これは道山さんの演奏で何度も聴いていますが、本当は吹き合わせと言って
違う流派が一緒に演奏するスタイルのものだそう。
今回、道山さんと石垣さんの「都山流」と、中村さん&松村さんの「琴古流」
4人で豪華に演奏されました。華やか。
ここで全員舞台から去り、ピアノの一ノ瀬響さん、ご登場。
作曲家でもあり、道山さんの大学の同級生。
「琥珀の道」の作曲者でもあります。
道山さん「琥珀の道がなければ、自分はここまで活動してこれなかったんじゃないか
と思うほど、大切な曲」とおっしゃってました。
ピアノとパソコンを駆使して、ソロ演奏を。
途中から知ったメロディ・・・・と思ったら、道山さん作曲の「道」
サテン地のシルバーホワイトのスーツに着替え、会場後方から舞台まで、演奏しながら
道山さん登場。粋な演出でした。
ここからは、一ノ瀬さんの曲を。
どの曲もすごく心に響いて、今まで聞いた事ないような雰囲気を持つ曲たちで素敵
だったのですが、私はI am here が好きでした。
十字架をバックに演奏される道山さんが神々しかったです。
8,9曲目は若手尺八奏者達も一緒に、衣装チェンジして登場。
全身黒なのですが、ベルトや靴、アクセサリーが派手で、道山さんに「キラキラチーム」
などと言われてましたね。
「琥珀の道」
コンサートでも毎回演奏されるし、古武道でも毎回アレンジが変わっておりますが
今回は原曲に近い形&テンポで、新鮮な感じ。
前奏部分はキラキラチームが爽やかなハーモニーを奏で、華を添えてました。
最後の曲は、去年10周年を迎えた道山さんのために書き下ろした曲。
今年2月の名古屋で初演奏、東京では初めてだそうです。
慈しむように、かみしめるように演奏していた道山さん、うちの母はこれが一番
好きだったそうです。
今回、本当にバラエティに富んだ選曲で、改めて道山さんの引き出しの多さに
感動、でしたし、新たな一面が見られて聴けて、本当に楽しかったです。
最後のサイン会も長蛇の列。
ひとりひとりのファンと気さくにお話され、みんなが笑顔で会場を後にされてました。
私も、尺八アンサンブルの感動を伝え、「道山さん、お父さんみたいでした♪」と
言ったら、大爆笑。
ちょっと離れた所に立って待ってた母にも、道山さんニッコリ笑顔で会釈して
下さったようで、母も感激してました。
そんな感動感激な夜でしたが。
ちょうど同じ時期、夫も海外出張で不在、そして、なぜこの土日に?っていう位
娘達の用事がいくつも重なり、私がいないと送迎出来ないんでキャンセルせざるを
えなかった事案が数件、家族や周りの方に迷惑をかけてしまいました。
娘達が高校卒業するまでは、こんな感じで自分の生活は子ども(の送り迎え)中心。
自分の務めを果たしてこその、自分の趣味活動ですので、今後はもう少し考えて
スケジュール決めよう、と心に誓いました。
あと7年もすれば、次女も高校卒業ですしね。
それまでは地道にマイペースに応援していきたいと思います。
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miwa_52 at 2011-07-08 23:35
こんばんは~☆
ご無沙汰してました!
いつものごとく?行けなかったコンサートレポを見たら後悔するかも…とどなたのレポも見てなかったのですが。。
臨場感伝わるレポ、楽しく拝見させてもらいました(^o^)
若手奏者を従えた道山師匠の勇姿、一ノ瀬さんとのあの名曲の共演などなど、まさにスペシャルなコンサートでしたでしょうね!
そうそう、中村さんは以前、講師をされてた某楽器店の尺八教室の案内ポスターで偶然目にしたことがありまして。
道山さん以外にもこんなイケメン奏者さんがいるんだ~と思わず足を止めた覚えがあります(^m^)
ご無沙汰してました!
いつものごとく?行けなかったコンサートレポを見たら後悔するかも…とどなたのレポも見てなかったのですが。。
臨場感伝わるレポ、楽しく拝見させてもらいました(^o^)
若手奏者を従えた道山師匠の勇姿、一ノ瀬さんとのあの名曲の共演などなど、まさにスペシャルなコンサートでしたでしょうね!
そうそう、中村さんは以前、講師をされてた某楽器店の尺八教室の案内ポスターで偶然目にしたことがありまして。
道山さん以外にもこんなイケメン奏者さんがいるんだ~と思わず足を止めた覚えがあります(^m^)
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mino_1968 at 2011-07-09 09:41
miwaさん、こんにちは。
ホントに、耳も目も(笑)楽しませていただきました。
そして、尺八って道山さん以外の演奏を聴く機会が殆どないので
そういう意味でも楽しかったです。
どんどん若手が出てきてるんだなぁ・・・という印象。
盛り上げていって欲しいですね。
毎回新たな道山さんに出会えるので、コンサート本当に楽しいの
だけど、中々東京まで出られなくなっていて、毎回葛藤が・・・・泣
古武道も年末までお預けになりそう・・
ホントに、耳も目も(笑)楽しませていただきました。
そして、尺八って道山さん以外の演奏を聴く機会が殆どないので
そういう意味でも楽しかったです。
どんどん若手が出てきてるんだなぁ・・・という印象。
盛り上げていって欲しいですね。
毎回新たな道山さんに出会えるので、コンサート本当に楽しいの
だけど、中々東京まで出られなくなっていて、毎回葛藤が・・・・泣
古武道も年末までお預けになりそう・・
by mino_1968
| 2011-07-03 16:45
| 古武道
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Comments(2)