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古武道忘年会 師走の協奏曲

12月26日に三軒茶屋のシアタートラムにて、古武道のコンサートがありました。
3時頃、大学時代の友人と渋谷で待ち合わせ、軽く食事をしながら近況報告など。
その後、三軒茶屋へ向かいました。

今回も前から数列目、舞台から近くて、期待に胸も膨らみます♪


客電が落ち、最初の曲は1stアルバムより「Tonight」
幕は下りたままなのですが、スポットライトでお3人が透けて見えるという
粋な演出。


2rdアルバムより「風の都」
今回は今年発売の3枚目のアルバム中心と言うわけではないのね、今までの
集大成といった位置づけなのね、と。



「おくりびと」と「琥珀の道」
琥珀の道は何度聴いても、いいですね、道山さんがノリノリで。
盛り上がります。


ここで、2人ずつによる演奏コーナー。
3人の自己紹介の後、古川さんが消えて、妹尾さん&道山さん。
2人の運命的出会いであった、道山さんのアルバム「空」より
「Deep River」

「最初、藤原道山なんて名前だし、尺八だし、どんなお爺ちゃんが
来るのかと思ったら若いお兄ちゃんで、マネージャーさんかと
思った」と妹尾氏。(笑)
でも、お互い、一音を出した途端「これは!」と聞き惚れたのだとか。


妹尾さんが舞台から下がり、古川さんと道山さんによる
ヘンデル作の「パッサカリア」

こちらは古川さんのコンサートに道山さんがゲストで出演された際に
演奏されたと言う、かなりマニアックな(本人談)曲。
そしてこちらは元々、バイオリンとチェロの為の曲なのだそうですが
道山さんはバイオリンパートを。

中々ユニークなメロディなのですが、道山さんの指の動きに目を耳を
奪われました。ものすごい超絶技巧に、ほぉぉぉ~っと。
ブラボーでした。お互いに、かなり息が合わないと、絶対無理!
なのに、さすが~で、まず第一の撃沈ポイント。
本当に道山さん、素晴らしい。実力を見つけられました。



妹尾さんと古川さんによる「蒼茫」
これは妹尾さんのアルバムに入っている曲ですが、大好きな曲。
何度も聞いているけれど、この深くて温かい音色に、包まれているような
気持ちになります。


一部最後(えぇ??もう??)の曲は、古武道結成前、3人で九州に
演奏旅行に行った際にできたと言う、「Best Friend」



15分の休憩。マリンバのSINSKE氏発見!声掛けちゃえばよかったかな~。



2部はTBSのニュース23テーマ曲「翼」から始まりました。

古武道初、ゲストを迎えての演奏。
まずは妹尾さんゆかりの・・中西圭三氏。
妹尾さんの「蒼茫」に入っている「キセキノハナ」
この曲も、とっても琴線に触れる素敵な曲なのだけど、中西さんの
ボーカルも圧倒的な強さがあって素敵でした。
元々Lyricoさんがボーカルを勤めているのですが「今日はリリコと
言うより、イベリコって感じだけど」と中西氏。
本当に、かなりお太りになってて、最初「つのだひろ、か?」と思って
しまったのは私だけ?


古川さんゆかりのフルーティスト、高木綾子さん登場。
前から結構ブログを拝見してたので、今日は生演奏聴けるのが楽しみでした。
国内コンクール荒らし、と言われるほど、どのコンクールでも優勝!、と
実力派の彼女。
古川さん、いかに道山さんの尺八の音色がフルートに聞こえるかって事を
証明したくて、フルーティストを呼んだのだとか。
お若いのに貫禄があって妖艶で、素敵な方でした!

フルートVS尺八って事で、バッハの「2台のフルートの為のソナタ」
素人同然の私には、どちらのパートが尺八でフルートなのか?聴いてる
だけではわからない位な、透明感のある音色。
席が近かったので、指の動きで「あ、今は道山さんメインパートだ」とか
思いながら、集中して見つめてしまいました。


ここで古川さんが「高木さんは息を吹いて演奏しながら呼吸する」循環呼吸が
出来るんですよ!という紹介と、実際に実演など。
古川さん、話に熱を帯びてきて、チェロ持ったまま、ずんずん舞台中央の
高木さんに近づいちゃって(笑)道山さんの居場所がなくなったものだから
道山さんが古川さんが演奏してた椅子にチョコンと座ったのも、可愛かった。


次は高木さんも加わって「朧月夜」


最後は道山さんゆかりの、津軽三味線奏者、上妻宏光さん。
まずは「百花繚乱」を。
カッコいい和の曲ですが、三味線が加わって更にいぶし銀な演奏でした。

上妻さんが、学生時代ロックバンドに三味線で参加してた頃から大事に
唄ってきたという、熊本民謡の「田原坂(たばるざか)」
こちらの、古武道アレンジが素晴らしくて、一番心に響いた演奏でした。
しっとりと、しみじみとした演奏と言うのかなぁ・・
じわじわとしみこんでくる感じ。愛が伝わりました。

上妻さんとの最後はリベルタンゴでした。


上妻さんが下がった後、古川さんのトーク炸裂。
ボンタンみたいな、ちょっと太い黒のパンツを履かれてた上妻さんの
衣装に突っ込み。
「あのズボンはどこで買ったんでしょうね?ホームセンター?」
ガテン系のお兄さんが履いてる様なパンツに見えたのね?
そして上妻さんにも「古川さん、リハでは渋い全然しゃべらない人
だったのに、こんなに面白い事いう人だとは思わなかった」と
暴露されてましたね~。


再度中西圭三氏登場で、彼の代表曲「Woman」
妹尾さんのピアノのアレンジが渋くて、カッコいい。
全然違った雰囲気でしっとりと。
そして、こういった曲の伴奏となる古武道では、古川さんのチェロが
大事なパートを担当してて、演奏に大輪の花を咲かせてくれました。
古川さんの演奏にしびれました。


妹尾さんが作曲した、ゴスペラーズの「永遠に」
中西さんの歌、ダイレクトに伝わってきて、歌詞をかみしめながら
聴いてました。


最後の曲は、古川さん作曲の「空に咲く花」



アンコール。

ゲストの3人も一緒に「CHOO CHOO TRAIN」
Zooの(若い方にはEXILLEの)この曲、中西さん作曲だそうで。
古武道とこの曲、イメージ湧かなかったのだけど、中々賑やかで
楽しそうな演奏でした。
道山さんがソロパートを吹いたら中西さん「yeah~」と賞賛の
合いの手。素敵でしょ、道山さん♪

この曲、新入社員だった年のクリスマス会で、同期の男の子達が
踊ってたなぁ~結構頑張ってて、みなで笑いながら見てたのを
思い出しました。帝国ホテルの宴会場で。
新人が出し物をするという、伝統行事でした。
で、自分達は何をやったか、ぜーんぜん記憶にないんだけど(笑)


アンコール最後は古武道「明日は晴れるかな」
今日は妹尾さんの誕生日だそうで、曲席より「おめでとう!」コールも
ありました。
最後、ぐっときて涙ぐん出た妹尾さんでした。



今回、道山さんの演奏には、改めて感動させられました。
本当に凄いお方です。どんな音でも自在に出されてて、しかも
音で会話しているんですから。
富山から聴きに来た甲斐があるってもんです。
これからもついていきますよ~!!!!!!


最後の握手会。
東京はホームだからか、道山さんが旧知の間柄みたいに、とても
フレンドリーな雰囲気でお話下さったのが嬉しかったです。
金沢とか地方だと、全員初対面、みたいな堅い感じでしたけど。
ラジオのミニライブ、私へのメッセージもすごく嬉しかったので
そのお礼を言えてよかったし、道山さんも喜んで下さったので
よかったです、嬉しすぎて半分意識ぶっ飛んでました、私。

古川さんの力強くて男らしい握手と、妹尾さんの柔らかくて温かい雰囲気。
「今日はありがとう。よいお年を」を送り出して下さいました。
妹尾さんの関西弁、神戸だからか、上品で好きです、とても。

来年も、ご活躍を楽しみにしております!
Commented by miwa at 2009-12-31 17:49 x
私が書きたかったことをまさにminoさんが書かれていて、そうそう~!と思いながら読ませて頂きました。
演奏曲リストは終演後にでも貰えるのかな?と思っていたらなかったので、曲名や順番は既におぼろげです…
でも本当に素晴らしいコンサートでしたね☆

来年もよろしくお願いします♪
Commented by mino_1968 at 2009-12-31 19:07
今年の最後に、大好きなアーティストの音を聴く事が出来て
本当に嬉しかったです。
今までの大変だった事もリセットされるというか、
心洗われる空間でした。
道山さん、素晴らしかったですよね!

ラジオのMD聴かれましたか?
感想などまた聞かせてね。

よいお年を。
by mino_1968 | 2009-12-29 20:31 | 古武道 | Comments(2)